2012年3月11日日曜日

1年・・・

最近めっきり触れない話題にしてましたが
忘れた訳でも関心が無くなった訳でも無いです・・・

さまざまな立場や意見が有るのが当然でしょうから
敢えて触れないようにしてますが

1年が経った今日の日はちょっと失礼して・・・

あの震災の後一番思ったのは
『朝には紅顔にありて夕べには白骨となる身なり』

老人も幼児も・・・老若男女の区別なく
地震で崩れた家屋や山に
多くの人があの恐ろしい黒い濁流に呑まれてしまった
長く住みなれた家も、新築の家も
頑丈な鉄筋コンクリートのビルさえ根こそぎです。

普通に存在している筈、有って当然と思ってた日常が
あんな事になるとは・・・

でもそれは
PCに向かって偉そうにこんな事言ってる我が身にも
明日、いやこの瞬間やって来るのかもしれない。
でも信じられない、ひょっとするとね~ぐらいにしか思えない

『凡そはかなきものは、この世の始中終、幻の如くなる一期なり』とか
『人間の儚き事は老少不定』とか


・・・と、昔から坊さんが言い続けてた事を突き付けられたようなもの


でもね
その儚い人の命を守り抜こうとした人たちの姿が有ったんですよね
住民を濁流から守ろうと身を挺して周りでスクラム組んでいた町の職員さんとか
流される人を救おうと押し寄せる波の中飛び込んだ自衛隊員とか
自らは波に呑まれながら避難誘導を続けた警察官や
目前まで迫った津波を見ながら水門を閉鎖しようとした消防団員

そんな映像や写真に残された姿を・・・おそらく最期の姿を
1年経った今思い出しても涙が出てくる訳で。

そんな人達に対し・・・
『だろう』とか『かもしれない』を声高に唱え
支援イベントに抗議をし、瓦礫受け入れ表明に脅迫してくるヤツラ

『もし』とか『たら』とかと言うんだったら
有害な物はこの世の中に溢れかえってる。
放射能さえ無くせば人は誰しも健康で長生きするのだろうか?
そりゃ高い線量を放つモノはいけないだろうけど
岩手の瓦礫や青森の雪にまで文句を言う人って
普段どんな“一切の害の無い”中で生活をしているんだろう?

と・・・どうしてもこんな内容になってしまうんで話題を避けてたんです。

あの震災で
当たり前だと思ってたモノがそうじゃないんだなって・・・
いやまだ頭で思っても心底そう思えてないけど
少しはそう考えるようになった

その想いと現実のギャップが日増しに大きくなってると感じるんで
話題にしなくなりました

やたらと『絆』と名付けた商品が巷に溢れ
ホレ見た事かという結果論を垂れ流し
同じ事を何度も繰り返して脚色して恣意的な内容にするマスゴミ
1㎡当たり何トンという怒濤が襲って来たのに
「もっと頑丈に作ってたら人がしがみ付いて助かってた」なんて事
平気で言い放つ学者様の意見とかね
そんなの人が水流に耐えられた場所に限った話だろう?
襲って来るのは水だけじゃない色んなものが流れてたじゃないか

自然の猛威によって甚大な被害を被ったというのに
都合良く『自然エネルギー』を謳う連中

復興支援と銘打って派手なコンサートとか~
モノを送るのも大事だろうけど
処理の目処が立たずに大問題になってる瓦礫の受け入れも大事だろう?
生産物の風評被害とかも・・・

送るのは良いが受け入れるのはイヤ・・・か。

自分にできる事といえば
三陸産の海産物買ったり・・・でも置いてる店が少ないんだよなぁ
特に福島産の物なんかはお取り寄せです。

情けは人の為ならず。
人の為じゃない、次は自分が助けを乞う立場になるかもしれない
ただそれだけです。



犠牲になった方々へ黙祷・・・

2 件のコメント:

  1. いつも心を寄せて頂きありがとうございます。

    出張で関東方面に行く事が良くありますが、
    公共施設やデパート、スーパー等に入ると
    あまりの室温の高さにビックリします。

    外の平均気温は、もちろん東北に比べて高いので
    一概に言えないと思いますけど、照明の明るさ
    も含めて、東北のお店とは比べ物になりません。

    こっちのお店は、復旧した所でも節電意識が高くて
    照明も落としてるし、設定温度もかなり低いんです。
    寒い位…w
    みんな、支援に少しでも応えたくて、自らを律して
    復興に向けて頑張ってます。

    >震災瓦礫…

    私の家から少し海岸線に向かって歩みを進めると
    まるでピラミッドのような仮置き場が見えてきます。

    瓦礫の処分は遅々として進みませんが、そんな中、
    近所に関東の民間業者さんががれき撤去の為、開業して
    くれました。

    被災瓦礫を積極的に受け入れてくれてます。
    ありがたいことです。

    様々な皆さんからの支援を頂き、助けられてきたお蔭で
    少しずつではあるけれど、人々に笑顔が見えてきた気が
    します。

    これからも、見守っていて下さい。

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  2. 使いたいだけ使っていながら反対…
    原発止めてても足りてるじゃないか!
    利権を貪るヤツラの嘘だ!!と言ってるようですが

    …電気を賄うため
    老朽火力発電所の休止設備まで使って余裕の無い状況
    原油価格は値上がり一方…
    それどころか中東情勢は緊張が高まってる。

    オイルショックの時の事はもう忘れられたのでしょうかね

    冷静に廃止までの道筋と
    そこに至るまでの間如何に安全性を高めるかの議論が
    必要だと思ってます。

    今まで原発から供給される電気を使っていた身としては
    住む土地を追われ困難な状況にある被災者の方々に
    申し訳ない気持と後ろめたさは持ち続けてます
    享受していた以上自分も加害者ですから…
    手のひら返して被害者ヅラで犯人探しなんて出来ません。

    震災瓦礫は佐賀県の武雄市が受け入れを表明しましたが
    職員への危害を仄めかす脅迫まで行われ撤回となりました。
    抗議や苦情の多くは県外者を含む市民以外からだったそうです
    そんな脅しに屈しないで欲しかった。

    佐賀県民はケチで垢抜けない田舎者ですが…
    今日は地元の酒造会社が
    風評被害で受け取り拒否になっていた福島産のお米を
    買い取って仕込んだ清酒の即売会が行われ
    数時間で売り切れたそうです。

    日本屈指のマイナー県ですが
    我が県民も捨てたもんや無かたい♪と思いました( ̄ー ̄)b

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