2012年3月18日日曜日

浮気なあのコも30歳w

さすがTakeyan氏

昭和魂ここにあり☆みたいな(≧ω≦)=bグッ!

ご名答です
YAMAHA POPGAL 1982でございま~す

ぱっぱっぱパレットキャ~ット♪

今を去る事30年・・・
YAMAHA発動機とカネボウ化粧品のタイアップ企画で
華々しく登場した50cc

カネボウは『レディ80』とかいうシリーズの商品を展開し
CMソングには何と
“東北が生んだ偉大なロックスター
 うぃ~ぁぁああ~ハァ~ウンドドック!ででん”←(コンサートMC)

・・・を起用して流れたのがこの曲 『浮気なパレットキャット』
おーとも若っ!wwww

何でも同じ時期に同じ購買層をターゲットにした商品同士って事で
タイアップ企画が生まれたとか何とか・・・

化粧品と同じ購買層ですよ~
その意味する所は・・・

なんとこのポップギャル
“女性用モーターサイクル”という企画商品だったのです

なんかすげぇ勢い任せ臭を感じるのはおいらだけではない筈w

バイクに男用も女用もあんのかぁ?(-_-;)って感じですが
有名なトコでは
スピードメーターの横にフタ付きの小物入れが有って
そのフタの裏が鏡になってる・・・バニティーミラーってヤツですか?

もう浮ついた気分が良く表れてる装備ですなぁ~
冷静になれば鏡なんかバックミラーが2つ付いてるべ?って
気付くと思うんですけどねぇ( ̄▽ ̄;)

・・・バイク降りてヘルメット脱いだおんなのコが
ちょいとミラー覗いてる仕草ってカワイイよねぇ(^-^)
関係無いけど・・・w

いやすごく小柄なバイクなんで
スピードメーターの位置も低く
その高さで鏡を覗きこむのはちょっと不自然な体勢になるかなと・・・
目線の高さに近いバックミラーの方が自然ではないですかねぇ?

ま、カタログで謳ってる売り物の一つだったんで
バニティーミラーに話が集まりがちなんですけど
モノ自体は真面目に作ってあると思いますよ

まず小柄で軽量な車体
アンダーボーンなフレームにメンテナンスフリーなシャフトドライブ
女性向きと考えると至極真っ当な作り。

実際このエンジンは低出力ではありますが
無類のタフネスぶりを発揮する傑作の部類かと・・・

最初は世界的サックス奏者の渡辺貞夫さんが
CMをした『タウニー』に使われたんじゃなかったっけ?
当時は今みたいにスクーター全盛じゃなく
HONDAの『ロードパル』辺りから始まる
糸トンボみたいなスリムで軽量な原付が主流で・・・
ソフトバイクとか呼んでたような?(死語w)
タウニーもその一台だったと思います。

シャフトドライブの2速オートマという作りは凝ったモノで
結局コストの問題も有って主流にはならなかったんですが~

モータースポーツの入り口
偉大なキッズモトクロッサー『PW50』のパワーユニットに使われてますね
それと・・・
ATV(4輪バギー)のYF60にも使われてたと思います

てな訳で
けして浮ついたイロモノの企画商品ではなかったんですけど・・・

なんかねぇ
この時代って今みたいに
むやみやたらと何でもかんでも「カワイイ~☆」で評価なんて
バカっぽい事無かったと思うんですよね(-_-)

1980年代初期・・・“カワイイ~”を狙ったバイクのウケは
良くなかった・・・

そうすると今度は
企画を180度転換して黒い車体とメッキパーツを使った
男性を意識したモデルを投入するという泥沼に向かいます( ̄д ̄;)

まぁYAMAHAとしては投資を回収したかったんでしょうけど・・・

元々“おんなのコ”向けだったんで
車体が小さく、アンダーパワーなポップギャルは
なまじ“オートバイ”のスタイルをしていた為
パワー競争で高性能化がエスカレートして行く
マニュアルミッションのバイクと比較され

「遅せ~」「トロくさ~」「まったく走らん」(゜д゜)

・・・と罵声を浴びせられる存在に
パッソーラやタクト辺りと較べりゃ~そんなに遅く無かったんだけどね

当時の“アメリカン”スタイル(今でいうクルーザー?)は
50ccでも7psという高出力を持つモデルが登場してたんで
その半分も無いパワーのポップギャルが敵わないのは当たり前
てゆーかそんなバイクじゃ無いし・・・

デカくて重い男を乗せて無理やり全開走行を強いられる姿は
当初の商品企画からはかけ離れた・・・
可哀想なものだったなぁ~(´_`;)

・・・でもね
おいらは好きだったんですよポップギャル

ヨーロッパで良く走ってる“モペッド”みたいでしょ~?
自転車バイクって言われるペダル付きの原付・・・
今で言うなら『TOMOS・クラシック』とか~『プジョー・ヴォーグ』とか

日本でも昔はHONDAが『ノビオ』『リトルホンダ』なんかを作ってたけど
早い時期に絶滅状態・・・




そんなこんなで早30年程の歳月が流れ・・・

うちの嫁が常日頃
「バイクは乗りたいけどスクーターは怖い」(´・ω・`;)
とか言ってるんですが

最近は更に
「軽いヤツがいいなぁ~」とか言い始めたんですよね

軽いって・・・Dioが重いとか言うんだったら
ストマジもダメだろう?リトルカブだってそうだし・・・
TOMOSでも買うかぁ~?( ̄、 ̄)と思ってたトコロで

あ・・・ポップギャル
アレって乾燥重量50kgぐらいだったんじゃないかぁ~?

な~んて思いついたんですよね
でも・・・もう30年も前のバイク
しかも不人気車だったんだから残って無いだろ~って思ったら・・・

有ったんだなコレが(^д^;)

てな訳で
本日我が家のガレージにやって来た訳でございます~♪

4 件のコメント:

  1. えぇ、昭和魂バリバリです(^^ゞ

    えーっと、POPGALのルーツは、タウニイではなくて
    確かキャロットだったと思います。
    78年だったかなぁ??

    その後、79年のマリック、リリックと続いて
    80年にナベサダ登場…んっ?
    違ったタウニイ登場だった気がします。
    『男のソフトバイク!』ってコピーが笑えました。

    このユニットは今でもPW50なんかに使われてるから
    ホント信頼性バッチリですよね。
    キットもいっぱい出てるし…

    写真見ると、ホントに程度よさそうですね。
    年式考えると、掘り出し物かも…♪

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  2. あ~キャロットw(^▽^)
    アレってそんなに前でしたっけ??
    タウニーと同じ時期だと思ってました

    そうか・・・銀色のパワーユニットですよねぇ
    キャロット・リリック・マリック
    タウニーから黒いユニットだ~( ̄▽ ̄)

    その辺もう記憶が曖昧だなぁ~
    コレより遡って
    チャッピーやボビィーとかジッピーとかが
    限界で~す・・・wwww

    このポップギャル
    年式相応に傷んではいますが
    とりあえずちゃんと走りましたよ(^_^;)
    それに・・・
    改めて見てみると
    強制空冷じゃないんですよねぇ~
    冷却フィンが大きくてカッコイイじゃないですか♪

    プラスチックばかりで
    質感が乏しいスクーターとは違ってイイですよね~
    カバーだらけのスクーターはバラすのメンドクサイしw

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  3. この世にこんなカッコイイ50ccがあったとはっ!!
    もう~感激です☆
    三十郎さんのセンス、素晴らしいです♪

    謎の(?)”おーともソング”を口ずさみアクセルをひねれば
    どこまでも軽快に走れそうですね~!!

    『ポップギャル』(この名前もこれまたGOOD☆)
    今後のご活躍に注目しています。

    @naoji

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  4. 日本では珍しいスタイルのバイクですが
    ヨーロッパ等ではモペッドと呼ばれるバイクの多くが
    こんなスタイルです。
    もっともアチラのはペダルが付いてる『自転車バイク』ですけど^^

    モーターサイクル+ペダルでMoto+Pedal=MoPedモペッドらしいですよ

    免許制度や税金制度の関係で
    ペダルが付いてるとお手軽な区分になるらしくて
    今でも広く普及してるみたいです

    日本でも本来50ccクラスは
    『原動機付き自転車』なんでモペッドそのものなんですけどねぇ
    速度制限が30km/hなのもそのせいなんですが・・・( ̄▽ ̄;)

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