2013年2月19日火曜日

ありしひの~

え~
あっさり砕け散ったスライダーですがw

作った直後は・・・こうq(´ー`;)
材質はPOM

POMってのはポリアセタール樹脂のコトっす
おいら業界じゃ~
ジュラコンとかデルリンとか商品名で呼ぶ事が多いですが
まぁ機械加工の樹脂部品では割と良く使う材料ですね~(^_^)

取り付け用のボルト
頭の部分が出っ張ったら意味無いんで沈めておりますが~

この加工をフツー『座繰り(ざぐり)』って言ってます
だけど~
厳密に言うと『深座ぐり』ってのが正しかったりします(^_^;)


座繰りってのは~
ボルトやナットの頭の裏側・・・相手に当る部分『座面』を
キレイに密着させる為に行う加工のコトで
例えば鋳物や鋼材の黒皮みたいに表面が平坦では無い材料だと
ボルトで締め付けてもボルトの座面が傾いたり接触面積が少なくなったりして
十分な締め付け力が発生しないコトがあるんですよ~

結局その座面が発生させる摩擦力で固定してる訳ですから~
締め付けトルクばっか語られても~みたいなw

意外と判って無い人が多いですよね
ボルト底付きしてんのに「軸力がどうの」とか ( ´,_ゝ`)ぷっ
それじゃ~『シャーピン』だよ

当然ワッシャーを何故入れるか?も理解してない訳で
「スプリングワッシャー入れて無いから緩むんだよっ!」とか怒鳴ってる。

A6063なんかの柔っこいアルミ合金の部品なのに
平座金使わずいきなしスプリングワッシャ入れるか~?(´□`;)

「座面陥没って知ってる?」

んなモンにスプリングワッシャー入れたって
締め付け途中で部品に食い込んでワッシャ開いちゃうだけじゃん
開いたスプリングワッシャなんて悪さしかしねぇべよ

ま、勤め先のコトなんですけどねww
その程度の知識で作業して組立シクっときながら

言う事が「設計が悪い!」そうですわよ♪


いかんいかん・・・つい愚痴ってしまうわ~ん(-。-)もうじきオサラバだけど

てな訳でその座繰り(深座ぐり)加工
直径の違う段付きの穴になってんですけど~
加工方法はボルトが通る貫通穴をドリルで開けて
その上からボルトの頭を沈ませる穴を″沈めフライス”って刃物で加工する・・・

あぁメンドクセェ~  ('・c_・` ) まさに2度手間

てな訳で~
このやうな刃物で一度に片付けちまうのだ☆
ステップドリルだぉ♪

まぁ手軽ではあるけど
座面部分を加工する刃先が摩耗すると
先に述べてた『座面を密着させる』目的を果たさなくなるんで
適切な管理が必要な刃物だと思うっす。

あ、ちなみに・・・
コレ勤め先のじゃなくて~

我が家の備品ねwwww(^ー^)

0 件のコメント:

コメントを投稿