2012年11月2日金曜日

なんしょ・・・

折角なんで昨日の続きを・・・
(あんまし良い話では無いのであしからず)

脊振(せふり)って山は
そんなに標高が高い訳じゃないんですけど
『空の難所』と呼ばれているようです

昨日のネタのジャピー氏が巻き込まれた乱気流

たぶん・・・こんなイメージかと
随分前HPの扉にしてた事の有る写真なんですが・・・

雲が山を乗り越えて滝のように流れ落ちてる様子です
動画じゃないんで判らないですけど
実際見た時はホントに滝のように流れてました
つまり山肌に沿って凄い下降気流が発生してたんだと思います

雲という目に見える形だから判るんだけど
目に見えない空気の流れだと迂闊に近づいたら
巻き込まれるのも仕方ないかも?

それに
この山での飛行機事故はジャピー機だけでは有りません。

1987年には海上の遭難者捜索に福岡空港を飛び立った
海上保安庁のビーチクラフト機が山肌に衝突して
搭乗クルー5名全員が殉職されるという悲劇が起きてますし
1971年にも付近の山に新聞の取材用チャーター機が墜落し4人が死亡
更に1938年には海軍が使用していたアメリカ製の大型飛行艇が墜落
40人中32人が亡くなるという事故も起きているようです

なんでも鈴鹿山脈や天城山脈と同じく“空の難所”の一つなんだそうで…

地上を走る乗り物に対し空中を進む航空機ってヤツは
速度ってモンが異なるんですよねぇ~

飛行機の速度って…向かい風だとその風速分相殺されちゃうみたいで
例えば300km/hで900km先の目的地へ向かって飛ぶから
燃料は3時間分有れば足りる・・・みたいに考えてると
15m/sの向かい風の中飛ぶ事になれば54km/h相殺されちゃって
246km/hしか進んで無い事になっちゃうんですよねぇ?
対地速度って言うらしいんですけど・・・

パイロットが「300km/hで飛んで3時間経つからそろそろ到着…」と思っても
実際は162kmも手前に居る訳になっちゃいます

それで地上が見える低空を飛んで自分の位置を確認したくなる訳で~
悪天候で視界が悪いと余計に低く飛ばないと地上が確認できない
そうすると・・・雲の底が山にくっついてたらもうその高さは判らない

視界不良で乱気流に揉まれ・・・で、事故に至るてのも判る気がします。

3 件のコメント:

  1. 福9(ふくきゅー)2012年11月6日 22:36

    確かヨシムラの親父さんも小さい頃背振に墜落した飛行機を見に行ってたとか、本田宗一郎さんもどこかに飛行機が落ちたのを見物に行ったと聞いた記憶が。

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  2. 雁の巣や太刀洗や目達原、蕨田、春日原…と
    戦前・戦中の頃は周囲に飛行場が多かったんで
    脊振山地周辺を飛ぶ飛行機が多かったんじゃないでしょうかねぇ

    数年前脊振山頂の上空に
    まるできのこ雲のように急激に発達する積乱雲を見た事があります
    気象条件によっては1000mそこそこの山でも
    空の難所になるんでしょうねぇ~

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  3. 福9(ふくきゅー)2012年11月7日 22:01

    久々に「よく飛ぶ紙飛行機全集」とか系のグライダーの自作してみたくなりました。

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