2013年7月19日金曜日

毒はきぬ~

はぁ・・・
今日も売掛金振り込まれてなかった・・・
月末の入金前に支払いするお金が足りないぉ~(TдT)。

来週督促しなきゃだな(-_-;)


てな訳でご機嫌斜めで御座います。

ネタも無いしねぇ・・・
ソコでチョイと毒とか吐いてみたりしてw
イライラしたら軍事でござる!


なんかTVで
ジブリの最新作が公開~みたいな事言ってましたが
今度のヤツって堀越二郎さんの話?

・・・なんか
実在した人物使っての創作ってのが・・・
モデルにして架空の人物の方が良かったんじゃないですかねぇ?

それというのも~映画の内容より先に
映画の解説みたいなのを見たりするとねぇ~
かなりファンタジーてゆか思い込みに溢れた
不正確な記述が多いと思うんですよね。

まず何よりも
ゼロ戦ヨイショは止めなさい!って思う。

世界最強の~とか無敵の~とか
尾ヒレ付き過ぎですよ・・・

ま、おいら個人の考えなんですけどね
確かに優れた機体ではあったと思うけど
戦闘機としてそんなに崇め奉る程の機体では無いです。
長所も多かったけど軍用機としては致命的と思える欠点も抱えた機体。
それに艦上戦闘機として制限も有ったでしょうから
比較すれば陸軍の一式戦の方が評価が高く優秀だったようです。
それなのにゼロ戦サイキョー!って・・・

キケンですよ、ヘンに美化するのは。

否定する訳でも、貶すつもりも無いけど
欠点は欠点としてキチンと理解しなきゃいけないと思うんです。
ファンの人はソレも踏まえた上で好きなんだと思うしね。

ソレが・・・某記事の一部を借用すると・・・

堀越二郎が開発した一例として後のゼロ戦の原型となった「九試単座戦闘機」で採用された
「逆ガル翼(主翼が「逆への字」になっている特徴的な形態)」。
これは翼に微妙な角度をつけることで乱気流を防ぎ機体を安定させる効果を持っていました。
こうした技術の結晶である「ゼロ戦」はスピード、運動性能、航続距離、操作性など
どれを取っても世界一の性能を持つ戦闘機でした。

・・・九試単戦の『逆ガル翼』って1号機だけで構造の複雑さと重量増加が
問題視され不採用でしょ?それに目的は固定脚を短くして空気抵抗を減らす為だし
試作2号機以降は逆ガル翼じゃないです。
てゆーか・・・九試単戦はゼロ戦じゃなくて九六艦戦の原型!
挙句ゼロ戦はスピード、運動性能、操作性など、どれをとっても世界一なんて・・・

・・・コレですよ
登場当時でも速度性能は並だし…以降どんどんライバルに差を付けられるし
運動性能だけで言えば九七戦とかCR42とかが上だし
操作性って・・・高速旋回したら空中分解するんでワイヤーにバネ入れて
高速時は舵の効きが悪くなるように細工してなかったっけ?
それに・・・やたら自慢の航続距離だけど
例えばゼロ戦52型とか最高速度が560km/h程
航続距離は1900kmとかって話ですが・・・

ゼロ戦って戦闘時以外・・・巡航速度って250km/hぐらいで飛んでたそうです。
昔ゼロ戦に乗ってた大伯父が言ってました
ターボ付きのセスナの方が巡航速度速いと・・・(360km/hぐらい)
航続距離が長いと言ってもゆっくりブ~ンって飛んでたって事ですね。
これは同時期のライバル機と比較すると半分程度の速度です。
もっとも当時のライバル機の巡航速度って
ゼロ戦の最高速度とあんまし変わりません。
ということはですよ~
他の戦闘機と同じ戦闘行動を取ろうとすると
ゼロ戦は常に全速力で飛んでる状態になる訳ですから
当然航続距離も大幅に低下する筈です。

よく航続距離の話で
ドイツにゼロ戦が有ったらバトルオブブリテンで~なんて事聞きますが
果たしてどうなんでしょうか?
ちなみに巡航速度
He111でも360km/h、高速爆撃機Ju88だと400km/h近いという・・・
・・・護衛すべき爆撃機の方が巡航速度が速かったしてw
ついて行くのが大変だったんじゃないのかいな・・・?


まぁそれ以外にも悉く嘘を書いてある。
多分書いた人は一式戦も紫電も四式戦も雷電も・・・九七艦攻だって
緑色で日の丸の付いた単発機はみんな『ゼロ戦』って言うんじゃない?って感じ。

ゼロ戦を飛行機として見れば優秀だと思いますけど
兵器として見れば脆弱な構造と防弾装備の貧弱さという
致命的な欠陥を抱えた機体だと思うんです。
しかも判ってて作ったんです。
要求を満たす為に強度を落として軽くした。
機体の性能を上げる為乗ってる人間を守る装備を省いた。

それなのに

堀越は搭載エンジンが決まると、流れるようなボディ全体のイメージを描き上げ、
そのイメージを設計に具現化していきました。
彼は一般的な飛行機の技術者と違い、「美しさと機能は両立できる」という
強い哲学のようなものがあったのでしょう。純粋に美しい飛行機を造りたかった。

なんて書かれてたりする・・・
美化しすぎじゃないでしょうかね?

・・・確か烈風に至っては
搭載予定のエンジンが完成する目処すら立って無い状態で
設計してたんじゃなかったっけ?
それで泥沼に陥り試作機はアンダーパワーで悲惨な物となり
慌てて更に絵に描いた餅みたいなエンジンが出来ると仮定して
烈風改なんぞ設計始めたぐらいにして・・・

別に堀越さんを悪く言うつもりじゃないんですよ。
無理難題、無茶な要求を突き付けてきた軍部や会社が有って・・・
そーゆー時代背景だったんでしょうから。
でもね・・・
ソレと同じでゼロ戦も堀越技師一人で作った訳じゃない。
超々ジュラルミンの存在とか、信頼性の高い栄エンジンの存在とか
それぞれの積み重ね、関わった人々の努力の賜物です。
そんなコトを無視して勝手に物語作るのは・・・なんだかな~って思うのです。
だから実在の人をモデルにした架空の人物が良かったのではないですかねぇ?

当時の設計者・・・三式戦『飛燕』の土井技師も
一式戦『隼』の小山技師も糸川技師も
日本ばかりじゃ無くアメリカだってドイツだってイタリアだって
設計者は皆同じだったんじゃないですかね?
「純粋に美しい飛行機を造りたかったんですぅ~」なんて・・・
そんな訳無いんじゃないの?

戦争で兵器だったんだもの。


あ、追記
まぁなんだ・・・そもそもこのジブリの方々って
軍事オタクの左翼系という妙な立場みたいなのよね。
最近もなんか自虐史観的発言してるみたいだし・・・

余計に
「なんでフィクション作品で堀越二郎さん(しかも故人)なの?」って思う。
しかも人物像作り上げて・・・



シニンニクチナシってか?

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