ふつーは『フライス加工』って言う事が多いみたいですが・・・
フライスって刃物使ってたからフライス盤じゃなかったっけな?(-_-)??
確か・・・
円盤、若しくは円筒形の刃物で
ま、丸鋸の刃の幅が広いヤツみたいな・・・
基本的に
フライスカッターをアーバー(回転軸)に取り付け
旋盤の主軸に取り付けて回し
刃物台の部分に加工する材料を置いて削るって感じ。
でもそれじゃ~高さ方向・・・Z軸が加工できませんから
旋盤には無い刃物台を上下させる機構をプラスした物・・・ですかね
今じゃフライス盤つったら
主軸は縦に付いているのがデフォルト的な感じですが
本来主軸は横なんですよね~
その名残が
ミーリング加工の方法である「アップ削り」「ダウン削り」ってヤツです。
刃の回転方向と逆に送りを掛けるのが「アップ」
刃の回転方向に送りを掛けるのが「ダウン」
縦に主軸が付いてるフライス盤だと
ピンとこない表現ですけど・・・
本来の姿で考えれば
横方向で回ってる主軸に対して送りを逆に掛けると
フライスの刃先が加工物に対し掘り込んですくい上げる動きになります
つまり加工物を持ち上げようとするから「アップ」
逆に送れば加工物を押し付けて押し出そうとするから「ダウン」ですな
今でも時々見掛けますが
主流は縦軸のタイプになってるんで
わざわざ『横フライス盤』と呼ばれてます~
で、その横フライスなんですが~
フライスカッターを取り付けるアーバーが両端支持で
切刃に対して長手方向には送れるけど
クロス方向が送れないとか~
掘り込み加工の自由度が無いんすよね。
そこで縦軸のフライス盤と片持ちの刃物という組み合わせが登場します
『ミル』って刃物ですな
平面を削る『フェイスミル(フルバックカッター)』
型削りの『ショルダーミル』
そして『エンドミル』です
たぶんコーヒーミルのミル(臼・・・?)と同じ
だからフライスで削るのを「挽く」って言うんですかね?
エンドミルちゅうのは・・・
円筒形の刃物でその端面にも刃が付いてます(底刃)
たぶん・・・円筒の端っこ(エンド)に刃が有るからエンドミル?かもw
こやつを使うと
円筒側面が切刃なんで長手にもクロスにも
センター刃付きの底刃なら掘り込みも可能・・・
つまりX・Y・Zの3軸加工が出来るんでとっても便利♪
もちろん色々制限は有りますがね
フライス盤に付けたエンドミルの図
ミーリング加工中の図
丸いシャフトを平らに削ったった♪
ま、こーゆー加工は横フライスでも出来るんですがね
ちなみに我が家のショボイちびフライスだと
この程度の切削でも剛性が無いんで気を使わないといけません( ̄_ ̄;)
切削抵抗の少ない「ダウン削り」の方がいいですねぇ
アップで削ると切削面が汚いです~
でもダウンだと刃が加工物を送り出そうとするんで
ヘタすりゃ~テーブルが走っちゃうんで要注意ですな・・・
てな訳で
いったい何のサイトよ?てな有様になっとりますな(^▽^;)
とりあえずこんなのができますた♪
次回は~
もうちょっと皆様おなじみの~
ドリルで穴開け
『ドリルって先端は刃じゃねーんだぉ!』の巻き~(^▽^;)
楽しそうですねぇ…
返信削除やっぱ、3種の神器は家庭に必要ですな!(^^)!
エンドミルは、OSGがお気に入りでした。
スロッチングミルの刃先を加工して総型作ったり、
結構遊べますものね。
そういえば、前の加工ネタがらみですけど…
NC以前は、倣い旋盤とか倣いフライスなんて
加工機もあったような…w
ちなみにオイラは、ちょっとしたR加工だったら
手動送りで加工しちゃいます…(^^ゞ
ええ
返信削除必需品ですよ~三種の神器w
コレからは
“ニュー三種の神器”フライス・旋盤・溶接機!
お子様の情操教育に
倦怠期のご夫婦に
おじいちゃんおばあちゃんの生きがいに
一家の団欒に
ニュー三種の神器♪
どーですか?
娘さんの嫁入り道具にっ!(≧▽≦)←(バカ)
ところで…
『倣い』って文字すら読んでもらえない工作機械ですなぁ~
生き残りといえば合鍵作る機械が倣い工作機ですかねぇ
使った事はありませんが…
プレーナーやシェイパーも見た事は有りますw
今見ると
「あぁ~こうやっても削れるんだよな~」って
新鮮な驚きがありますね~
大型のプラノミラーなんか
加工の様子がダイナミックでイイですな(^。^)=b
R加工は・・・
おいらに円弧補間機能が付いてないので苦手ですw
そーいえば
旋盤でキーミゾを掘る荒業もありますな
送りハンドルぐるぐる回してゴスッ!っとねw
(すっかり工業系サイトの様相)