本日の出し物は「旋盤でタンメン」
おめぇに食わせるタンm・・・(以下省略)
もはや古典芸能的なネタは置いといて。
タンメン=端面でございます
つまり端っこを加工する訳ですな( ̄、 ̄)
まずは~
センタードリルってヤツで中心に穴を開けます。
なんでこうするか?ちゅーと・・・
ちょっとヤヤコシイ話になりますが~
主に旋盤等で使う刃物“バイト”
写真の青いヤツね
コヤツをセットする時・・・
旋盤って主軸の正回転は奥から手前に回ってます
その回転軸の中心より『やや下』に取り付けるんですよね。
簡単に言うと
相手を丸く削るんだから~当然相手の外周の円に
刃物の切先を当てなきゃいけない。
軸線より上だと刃先より先に他の部分が当たって切れないちゅうことですw
でもね・・・
そのまま相手を削っていくと
最終的に中心まで達しないですよね( ̄_ ̄)
回転の中心にピッタリで“ゼロ”になるけど
中心軸より0.2mm下に刃先があれば
中心まで削って行っても0.2mm×2倍の0.4mm削り残しが出ちゃう。
この削り残しがクセ物で~
0.何ミリとかって太さだと切削する時の力に耐えられないんで
途中で曲がっちゃったりして~
それに中心に近づく程『周速』が下がるんで・・・
つまりどんなに高速回転してても中心の速度は“ゼロ”ですよね?
そのゼロに限りなく近い場所を加工するって事は~
動いてない相手に刃先を押し付けてるのと一緒ですな(-_-)
当然刃先が細く尖った・・・刃先強度の低い刃物だと
『ぺキッ!』っと欠けちゃいます。
バイトだって刃物ってぐらいだから
やっぱ鋭く尖ってた方が切れ味は良いんです。
・・・で
先に中心付近に穴開けときゃ~
そんな心配は要らねって事ですわいな~(^▽^)
ちゅーことで
心置きなく端面を削ります~
サクサク削れると気持ちイイね♪
こうやってシャフトなんかの長さを仕上げたりしてるんです
図面に長さ950mm±0.05なんて
鬼のような加工指示書く人がたまに居ますが~
やってみたらエェ・・・自分でやってみたらエェねん!(ー△ー)
ちなみにおいら加工屋じゃなかとよσ( ̄(エ) ̄)セッケイダクマー
普通許容差400越え1000以下は精級でも±0.3たい♪
さぁ!
『タンメン仕上げショー』楽しんで頂けましたか?←(頂けてねぇよ)
次回の出し物は~←(まだ続くのか?)
『えんすい切っ!1.2.3ダーッ!!』の巻~(^▽^;)・・・加工サイトかよ?
0 件のコメント:
コメントを投稿