ヘッドガスケットがしこたまお誂え向きだったんで~
加工して使うことにします(^-^)
まずは・・・
このガスケットをば固定せねばなりません。
しかもシリンダーのスタッドボルトのピッチと
シリンダーボアの穴がズレてはいけませぬ( ̄~ ̄)
もちろんちゃんと丸い穴…“真円度”が高くないといけないだろうし…
ちゃんと機械加工しますよ~
てな訳で・・・
まずは適当な端材を削りま~す
樹脂だからシャクシャク削れるぉ♪
何をしてるかというと~
ガスケットのシリンダーボアに合わせた出っ張りを作ってるのですな
んでその出っ張りに~
ガスケットをはめ込みます
はめ込んだら周囲の穴に合わせ下穴を開けてネジを切ります
そのネジ穴にボルトを入れてガスケットを固定しちゃうのであります
コレでシリンダーボアの中心と旋盤の芯が合うっちゅー訳ですな(^-^)
あとは~
固定してた樹脂の出っ張りごと
ガスケットのボアを削って拡大します
こーゆー穴を拡大する加工を“中ぐり”って言うんですが~
よーするに所謂ボーリングってヤツです
『単気筒エンジン』なら
同じ様なやり方でボーリングも可能ってコトになりますが
旋盤は刃物は回転せずに加工対象物を回すんで~
2気筒以上になると
回転バランスが悪くて回せないっす(-_-;)
その場合はフライス盤にボーリングツールを装着して加工でしょう
フライス盤は加工対象物を固定して刃物を回転させて削りますから
加工能力が許す限りなら
直列6気筒とかV型エンジンなんかでも加工出来る筈です
まぁ精度良くセットするのは至難の業でしょうけどね
本職は
ボーリング加工という目的に特化した
ボーリングマシンってのを使ってありますね(^_^;)
それにシリンダーボーリングの場合
刃物による切削加工後に砥石で仕上げる研磨が必要でして
それには“ホーン”という
砥石を付けたワイパーみたいなのが束になってるツールが使われます
ホーニングってヤツですな
な~んて話が脱線してる間に・・・
できますた♪ボア40㎜から46.5㎜に拡大です
樹脂の加工冶具から取り外して
加締めてあるハトメを外せば~
ほい♪46mm用のヘッドガスケットの出来上がり☆
加工時のバリを取り、エッジを落として~
厚み0.2㎜が2枚と0.5㎜が1枚出来ました(^。^)v
0 件のコメント:
コメントを投稿