このNちびの目標で進めてきた作業
だから使えそうなモンは多少状態が悪くても使う方向なんですが…
珍しく純正の新品部品を使った箇所があります。
やっぱブレーキはちゃんとしないとねぇ～（＾＿＾；）
引きずってパワーロスも痛いし・・・
てな訳で～
まずキャリパーシールを新品に交換します。
Fキャリパーばらばら～
ヘンな形のパッドだなぁ・・・
キャリパーシール交換作業については
おいら関係のサイトじゃ良くやってる事なんで内容割愛ｗ
ただちょっと気になる事が有るんで脱線
最近やたらキャリパー整備で『揉み出し』なる言葉や行為がありますが・・・
アレって何ですかね？？（・＿・）
通常・・・油圧や空圧のシリンダーの取り扱いでは
ピストンを回転させる行為は基本的にご法度。
理由は簡単
ゴムのパッキン使ってるヤツはそのゴムの弾力を利用して
シリンダー内壁やピストンのパッキン溝の底に密着する事で密閉させてます…
密着部の摩擦抵抗が大きいと回されたパッキンが捩れちゃうでしょ？
特に新品で組付け時の給油が不十分だった場合とか。
Oリングとかゴムパッキンなんかは『固定用』と『運動用』が有るんですよ
『運動用』には更に『軸方向』と『回転方向』の何れか、または『どっちもOK』なヤツとか
それぞれ考えて作られたりしてる訳で～
ブレーキキャリパーっちゃ
要するに『ラムシリンダー』ってヤツで
普通ピストンが回転する事は考えないっすよ～
ソレに使うパッキンも当然回転運動に対応する必要なんか無いです。
それをあんたグリグリ回すって事は・・・（￣Д￣；）あれれ～？
“念入りに出したり引っ込めたり回したりして揉み出せば
物凄く動きが良くなってバリバリ（死語）”
みたいな事言ってたりするけど
それって折角の新品シールをネジって傷めて
磨耗させてるだけなんじゃね？
ブレーキキャリパーの構造でもう1つ言えば…
ありゃ～単動押し出し形な訳で～
マスターからフルードが送り込まれてピストンが出ますよね
んで・・・出たピストンはどうやって引っ込むの？
マスターが吸ってる？マスターも単動でフルード押し出すだけですよ
あの中に入ってる細～いバネの力でフルード吸って戻せると思う？
ピストンはキャリパーシールの弾力で戻ってるんですよ
つまりシールがマスターから押し出されてくるフルードの圧力に負けないで
シッカリとピストンに密着して掴んでて自身の弾力で伸びた分
圧力が抜けると元に戻ってピストンを引っ込めてるんです。
…って事は～
ピストンがスルスル動くようになってるなら
シールが密着して掴めてないって事
なんじゃないですか？
そもそも・・・何でピストンが一番引っ込んだ状態から
10mmも20mmもスカスカ出なきゃいけないんですかね？
ディスクとパッドの隙間ってそんなに開いてますか？？
例えばですよ
マスターのピストン径が10ｍｍでレバー握ったら10mmストロークすると仮定して
送り出されるフルードって・・・0.8ｃｃも無いですよねぇ？
んでキャリパーのピストン径が25ｍｍぐらいだとしたら・・・
何ミリ動きますぅ？0.2mmも動かないと思いますけどねぇ
それが2ポットの4ポットの言ったら1/2とか1/4
実際のマスターはもっとデカイんで4ポットでももっと動くでしょうけど
結局はその先のパッドがディスクに押し付けられて止まる。
その後圧が抜けてピストンが引っ込んだ分がストローク。
つまりピストンシールの
弾性変形分しか動かないっす。
重要なのはキャリパー組んで…
レバー握ってピストンがニュッっと出た後
レバー放した時のヘコッと引っ込む動き。
ピストンの出方が揃わないとかどーでもイイです。
同調機構が付いてる訳じゃあるまいし揃わないのは当たり前！
先に出るヤツ押さえときゃOK！
レバーをリリースした時ピストンがへコッて引っ込んでるかを見なきゃ～ダメ。
ピストンが満遍なくスコスコ出て来ないのが原因じゃなく
シールの弾力で引っ込んでないとか引っ込む量が少ないヤツが有るってのが
引きずりの原因です。
引っ込まないって事は・・・
ピストンシールの弾力が無くなってるとか
弾力より大きな抵抗が発生してるって訳ですから
交換するか抵抗になってる原因を探し出して排除しましょう。
ピストンにこびり付いた汚れとかサビとかがダストシールに引っ掛ってたり
ダストシールがゴミを噛み込んで捩れたりして
抵抗になってるかもしんないですよ～
でも折角交換してもヘタな事してたら・・・
グリグリ回したり出したり引っ込めたりしてる時に傷めたり
ダストシールが捩れて抵抗になっちゃってるかもね（＾▽＾；）
それから…
その『揉み出し』とかの行為中に
『シリコングリスを塗りながら』とか言ってるのも疑問。
ダストシールの外から塗って内部に入り込むんだったら
ダストシールのお仕事は何なの？
いや、入りますよ～確かに。
グリスって固いから、シールを変形させながら
隙間に楔状になって入り込んで行きます・・・が
グリスにゴミがくっ付いたらグリスがシールこじ開けて
中へゴミを運び込む働きをする訳やね（＾д＾；）
ローションじゃあるまいし
外に塗ってもヌルヌルがとっても気持ちいいわ～♪とか無いですから
塗るなら組み付ける時に必要十分な量を塗布しましょうね
奥さぁ～ん（*´д｀*；）ﾊｧﾊｧ･･･
（意味の判らない良い子はパパに聞いてみｙ・・・ﾋﾃﾞﾌﾞｯ∴゜（゜д（C＝（｀皿´ ）ﾊﾞｶﾓｰﾝ!!）
そーゆー訳で～ ←（どーゆー訳だよ）
多分『揉み出し』ってのは
組み付け時に加わった力で
少し捩れたり変形したシールやパッキンの変形を元に戻して
収まりを良くする『馴染ませ』てる行為を拡大解釈しちゃってるんじゃないかなぁ？
自然降下量の大きなユニットの油圧シリンダーなんか
ロッドを『少し』回転方向へ捻ってみたりすると
パッキンが馴染んで降下量減ったりするよ（＾。＾）
でもそれ以上の事はやらない。基本回すのはご法度なんです。
とまぁクドクド小難しい事なんで判りやすく言うと～
パンツ履いた時『ナニ』の『ポジションが悪い』場合の
アノ・・・『クイッ』（￣～￣；）))← ぐらいで止めときなさい。
飛んだり跳ねたり、激しく前後左右に腰を振りまくったりして直してたら
警察呼ばれますよ～てな話ですなｗｗｗｗ
え？女子には判んない？
・・・
え～っとぉ・・・
寄せて上げるブラに乳を収めるとき飛んだり跳ねたりして肉をかきあつｍ・・・
ﾀﾜﾊﾞｯ∴∵゜（゜д（C＝（￣、￣ ）肉をなんだって？
お脳をリカバリちぅ～
閑話休題
フロントマスターのインナーキットを交換しま~す（＾▽＾；）
スナップリングを外して～
ピストンにこのパッキン入れるの
ちょっと神経使いますね～
傷めないように広げながら・・・
方向にも注意ね
出来上がり♪（＾。＾）
さて最後に～
リヤマスター・・・なんですが
最初持って来た時、ガッツリ固着してて動かなかったんですよね～
んでプラハンでロッドぶっ叩いて動かしたという有様・・・
インナーキットは交換しても
本体の腐食も酷いし・・・（－＿－；）
てな訳で
魔がさしますたｗｗｗｗ
んまっ？！新品！
でも似て異なるヤツ・・・
コレ・・・
純正ではなく
タイ製のリヤマスターです（＾▽＾；）
取り付けピッチが同じなんでNSR５０用とかっぽく書いて売ってるんですが
ポンでは付きませんでした。
でも割と簡単な加工で付きます
加工が必要なのはリザーバータンクの形状が違うんで
簡単な取り付けブラケットを作ってやる事
それからロッドが長いんで15mmばっか切り落としてやる事
タイや台湾製品は・・・ある程度信用して大丈夫じゃないかと思います
バイクレースも盛んですしね
何といっても
インナーキットより安くマスターが丸ごと買えちゃう☆
腐食の進んだ純正部品使うより見た目も良いし～
リヤブレーキだから大丈夫でしょう！
ちなみにタイ製マスター
こんな袋に入ってますた・・・
何となくホンダちっくな・・・（・∀・；）
まぁ結論問題無かったです。
このNちび自体が思った以上に・・・というより
ちゃんと走り過ぎてビックリしてますｗｗ
心配してたNS50Fエンジンの減速比の違いも
カートコースにゃ程よい感じのショートっぷりだったし（￣▽￣）
当日はカート1台とおいらだけの貸切状態だったいのしし村
がら～ん
実はリヤマスターの交換と
前後タイヤ交換は走行当日の朝やったんですよね～（＾_＾；）
間に合えば走りに行く・・・ダメなら諦めようと思ってました
結局・・・無用な出費だったかも？しれないタンクキャップ入れても
ここまで車体含め総額4万円ぐらい
Nちびの相場って良く判んないんだけど
チャンバーとかCDIも付いてたんで良い買い物・・・ですよね？（＾ー＾；）
という訳で
2週間に渡り続けたNSR50ネタも
これでとりあえず一区切りで～す♪
Before After
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