え~昨日の続きです( ̄_ ̄;)←(ネタ不足w)
軸受(ベアリング)の種類は主に
『すべり軸受』と『ころがり軸受』てのに分かれるんですが~
・・・まぁ空気圧や磁力で浮かせてるヤツも有ったりするんだけど
今回はスルーw
大雑把に言うと
滑りの良い(摩擦係数の低い)材料使って抵抗を減らすタイプと
動かしたいモノと相手の間に転がるモノを入れて
摩擦をころがり抵抗に変えやがるタイプ・・・みたいな。
簡単に例えると~
重たい家電や家具なんかを動かしたい時
片方づつ持ち上げて床との間に毛布を敷いて引っ張ると
ズルズルと移動出来る・・・すべり軸受の原理みたいな
どろぼーさんもこの要領で金庫を運び出しちゃいますよ♪( ̄ー ̄)
もうひとつは~
ピラミッド建設の再現映像とかで有りがちな~
大きな石の下に丸太を入れて引っ張ると
丸太がコロコロ転がって重たい石を移動させるコトが出来るってヤツ。
文字どおりのころがり軸受の原理ですなぁ~
・・・で
そのころがり軸受ですけども
転がるヤツ(転動体と言ふ)が玉のヤツとコロのヤツが有ります。
『玉軸受(ボールベアリング)』と『ころ軸受(ローラーベアリング)』って
なるんですけどね
何がどー違うんよ?というと~
玉だと・・・接触する部分が“点”になるんで極めて接触抵抗が少ない。
コロだと・・・接触する部分が“線”になりますな。
んで、すべりだと接触する部分が“面”でございます。
出来るだけ抵抗を減らしたいなら・・・出来るだけ接触する部分を小さくしたい
だけど接触する部分の面積が少ないと~
例えば100kgの重さを受け止めるとその1点に全ての荷重が集中します
それが1c㎡の面だったら100kg/1c㎡に分散できる訳で・・・
転がるなら抵抗の少ない玉タマだけど
動いて無い状態で荷重を受けると・・・接触してる相手の1点に
荷重を集中させてしまう事になりますねぇ
健康に良いつって玉砂利敷いた通路をはだしで歩くヤツみたいな感じ?
まぁ、そのヘンのトコは今迄何度もネタにしてきたんで割愛w
ちゅうことでやっと本題です。
ホイールやエンジン内部のクランクシャフトとかのベアリングは
回転体を受けてるんでクルクル回ってるんですが・・・
バイクのステムベアリングはどうでしょう?
ハンドルが1回転☆・・・なんてしません。
左右の切れ角の範囲だけ動くだけです。
しかも・・・一般的な状況で普通に走ってれば
直進状態の事が多いし、なんと言ってもハンドルを目一杯切った状態で
旋回させるのって出来ない人が多いぐらいテクニカルなコトでしょう。
ハンドルをロックtoロックさせて8の字走行できるかな~?
てゆーかね
路肩の段差とか路面のギャップを乗り越える時
ハンドル切ってたらかなりの確率でコケちゃいますよねぇ
だいたい切れ角中央、直進状態で衝撃を受ける。
だからステムベアリングが玉軸受だと
直進状態の時のボールの位置に有るレース面が凹んでしまい
ハンドル左右に切るとボールが凹みにハマって
コトン!と引っ掛かる様になってしまうんですよね。
コレがねぇ~
大抵の人が思ってる以上に操縦性に悪影響を及ぼしてしまう訳でして・・・
笑い話じゃないけど
新車の試乗会とかで新しいバイクに乗った人が
「いや~やっぱ新しいバイクは良く曲がって乗り易いね~♪」つって
実はその人の乗ってるバイクはステムベアリングが死んでた・・・とか
良くある話なんだなコレがw( ̄▽ ̄)
まぁねぇ・・・
そうは言ってもステムベアリング交換なんてバイク屋さんに頼むと
¥2~3万は掛かる作業だからね、頼む方はちょっと考えちゃいますよね
それに、判明するのって大概、タイヤ交換の時だから・・・
フロントを浮かせた状態にした時ハンドルが左右どちらかに向く事無く
センターで止まってたりするんで判明するのよね
そうすると、タイヤ代と工賃にプラスして¥2~3万になるから痛いんよねぇ~
さて、ネタが乏しいんで引っ張るだけ引っ張るつもりなもんで(≧。≦;)
その傷んだベアリングの写真でも出しちゃうw
こっちがステアリングヘッド下側
こっちが上側・・・だったっけ?
拡大して見ると
コーンにもアウターリングにもレース面に放射線状のキズが確認出来るかと・・・
そのキズ(圧痕)にボールが引っ掛かるのです。
ちなみに外したベアリング単体で組み合わせ回してみても
それ程引っ掛かる感じはしなかったんですけどね
車体に組み込まれてる状態ではステムシャフトで締め上げるんで
予圧が掛かってますからハッキリとコトン!って引っ掛かる状態でございました。