2011年9月24日土曜日

修理・・・

知り合いの電気屋さんから・・・

といってもテレビとか売ってる電気屋さんじゃなくて~
生産設備や省力機械装置の配線とか制御をやる電気屋さん
おいら業界で『エレキ屋さん』って人です(^-^)

ちなみに・・・
おいらは『メカ屋さん』σ( ̄_ ̄)


工具の部品作れないかなぁ?って相談されました。

配電盤なんかを作る時
BOXに配線の出入り口の大きい穴を開け無きゃいけないんですが
直径が50mmとか80mmとか
ドリルじゃ話にならんしホールソーだと切粉出るし・・・

どーするかつったら
パンチャーってヤツで打ち抜いちゃうんですよね(^。^)
電動のヤツとか~油圧のヤツで
基本的に書類閉じる時に紙に穴開ける『2穴パンチ』と同じ原理ですな
アレの強力なやつで2mmぐらいの鉄板に穴を開けちゃいます。

そのエレキ屋さんの商売道具『パンチャー』の
パンチを取り付けるシャフトのネジが傷んで使えなくなっちゃったと(+_+;)
ネジ山が潰れちゃってます~

最初
旋盤あるからシャフト丸ごと作ろうかと思いましたが・・・
本体側は直径22mmぐらいのネジになってました(×。×)
うちの旋盤はネジ切りが出来ないんです

そんなデカいダイスも持ってないしなぁ・・・

そこで・・・
ぶった切っちゃいました☆

んでもって~
切り落とした端面を平らに削って


穴を開けて・・・
タップでネジ穴を作りました

次に~
ボルトを加工して
六角の頭を切り落として長さを整え・・・

六角頭を切り落とした方に
ダイスを使ってネジを切りま~す

これが傷んでたネジの部分になるんですがね
はじめ「M10のネジ」って言われてたんですよ~
でも・・・なんか目が細かい気がする(-_-)

ねじは規格が決まってて
メートルねじ(M10)の並目ピッチ・・・ネジの山と山の距離は1.5mm

でもシャフトのねじは・・・もっと細かいなぁ・・・細目ネジかな?
それに何となく・・・いやあからさまに細いよな?(-_-;)

直径を測ると・・・8.5mm?( ̄_ ̄;)???
シャンクの部分も測ってみると9.5mmでしたよ~っ???

ピッチゲージは持ってないんで・・・
タップを使って合うピッチを探したらM6のが合いました
M6並目だからピッチ1.0mmです。

・・・

・・・M9の細目・・・ピッチ1.0・・・かな?( ̄д ̄;)ヘンなヤツ。
調べたら
一応・・・JIS規格には有りました

それじゃ~って事で
オクでダイスを探したら・・・安く入手出来ましたよ~(^。^)vらっきー

てな訳でM10並目ボルトを加工して
こーゆー部品を作りまして
M10×P1.5&M9×P1.0

ネジ穴を開けたシャフトにドッキングさせれば完成で~す(^-^)

2 件のコメント:

  1. >M9の細目・・・ピッチ1.0・・・かな?
    そんなの聞いた事ね〜w
    電気屋さん、三十郎さんが居て良かったねぇ(^^)

    こういう事をマジメにやると生産性を無視した行動と思われがちな今日この頃。。。
    かわむらはこういうのスキです!
    (なので上司に嫌われている。。。)

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  2. 三十郎(45)2011年9月26日 0:13

    簡単に補修させないよう…
    ワザとに一般的じゃない
    ヘンなサイズにしてるんじゃないかと…(-。-)セコイ!

    そして
    そーゆー部品に限って高かったりするんですよねw

    保全業務も…
    如何に突発故障を無くすかを目的に
    予防保全に力を入れ標準化で迅速な対応…てな感じですが

    ソレは大事だと思います…が
    あんまし偏重するとイザというとき
    『想定外』って言葉を連発する事になるんじゃ?
    …と思ってます

    切った貼った叩いた曲げたでなんとかすんべ~という
    邪道さも時には必要ですよね(^_^;)

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